この会は、絶滅状態の国蝶オオムラサキの飼育活動を通して、自然環境改善と保全のための啓発を目的としたボランティアの集団です。



  • 50年前、市川市にも国蝶のオオムラサキが生息していたことをご存じですか。

なぜオオムラサキが市川市周辺で生息しなくなったのでしょうか。オオムラサキの幼虫はエノキの葉を餌に、羽化したチョウはナラやクヌギの樹液で生息します。市内には、エノキは生息していますが樹液を供給する樹木がなくなったために、オオムラサキは絶滅危惧種相当のチョウとなっています。市川市内ではオオムラサキを以前のような状態に復活させることは難しいと思われます。私たちは、市川市立自然博物館、市川市内の小学校ならびに幼稚園の協力を得て、オオムラサキの飼育活動を通して、環境改善と保全の必要性に気付いていけるよう取り組んでいます。