6月16日に、今年初めて羽化したオオムラサキの成虫たちは、合計9頭が羽化して子どもたちの授業や観察会でその美しい姿を見せてくれましたが、先日最後の1頭が死んでしまいました。最大で5頭が同時に、自宅の小さな飼育小屋で羽ばたいており、中山小学校の飼育舎に放蝶する予定でしたが、それもかなわず大変残念でした。
その一方、今年新たに茂原の方から、今年生まれた卵を送って頂くことになり、本日中山小学校のエノキに移してきました。写真左側がオオムラサキの卵、真ん中と右側はすでに孵化した幼虫たちです。
エノキに移すのはとても簡単で、卵のついた葉ごと洗濯バサミで取り付けていきます。ただし、やはりアリ対策が必要ということで、網をかけておく必要があります。網は、越冬幼虫を育てる時に使っていた、洗たく用のネットで100均で購入したものを使ってみました。不織布なども考えましたが、袋状になっていてチャックもあるので、口の部分を止める時に便利です。
さあ、これからどのように育っていくか不安はありますが、見守っていきたいと思います。これが、うまくいけば、来年は千葉県茂原生まれ、市川育ちのオオムラサキが羽化するかも知れません。